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会場の外の大理石に、体を叩きつけられる。
そう思った瞬間ー
あれ?
痛くない
目の前には、高級なスーツをまとった胸…
は…?
「履きなれてないのか」
耳元で、低い声が呟いた。
不意に、ふわりと体が浮かぶ。
視界が高くなる。
「きゃあ、下ろして」
いわゆる、お姫さまだっこ。
そりゃあ、憧れていたわよ。
憧れていたけど、急に現実でされたら、憧れより恐い!!
ってか、誰?
アナタ
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