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「じゃあ、彩子にちょっとおまけして貰えば?」
って、こう言ってきたのである。
私は耳を疑った。
「なんてこと言うのっ!」
すぐにでもそう言いたかったが、
そう言ってはいけないことをすぐに悟って
私は口をつぐんだのである。
今日子もそれはさすがに・・・という空気を持っていたので
その場は凌げた。
私は今日子がせめてもそう思ってくれていたことに
安堵したものであった。
それにしても母はなんてことを言うのだろうか。
言っていいことと悪いことがあるよね、
今、それを言っていい時といけない時っていうのがあるよね、
心の中で私はそう思っていた。
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