子どもの頃に背負った傷

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母はどうもそれに気づいていないようでもある。 母はそれに鈍感だ。 だけど、その鈍感さがまた私を傷つけるのだ。 深く考えない人だからとか、 鈍感だからとか、 それはさも正当な理由や 「それなら仕方ないね」 というふうに収まるところなのかもしれないけれど、 もう子どもの頃に傷ついてしまっている私の心には それはトゲのように突き刺さるものなのである。 決してそれを笑って見過ごすことが出来ないのだ、 出来なくなってしまっているのだった、私は・・・。
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