2章 TSしちゃった

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目覚まし時計が午後4時を指し示す頃、僕は目覚めた。 起き上がって辺りを確認すると、和歌はまだ寝ていて、幸助は唖然の表情でこちらを見ていた。 身体の熱さはもう取れたみたいである。僕は、ベッドから降りて立ち上がった。 と同時に、おかしなことに気がついた。 妙に、視線が低い。 幸助が僕より高かったのは前からだが、それでも数センチの違いである。そう、たかが数センチである。 だが、今比較してみると、明らかに10センチ以上の差ができている。どういうことだろうか。 「なぁ、幸助…えっ?」 なぜか、声も高い。これは、まさか… 「いや、いつ言おうか迷ってたんだけど…お前、寝てる間に女になったんだよ」 …ですよねー。 「よし、タカの野郎脱出したらバイクで轢いてやるからな」 「ああっ美少女の見た目で殺気がすごすぎる!やめろ早く!」 おっと、また本音が漏れ出てしまった。 というか…ビショウジョ?ダレ、ソレ? 「あああっよく分からないが怒りの矛先が俺に変わったようだー!!」 ちっ…勘のいいやつだ とガヤガヤやっている間に和歌が起きた。 「んぅ…誰?」 かわいっ。 「僕は未来だよ、ちょっとさっき薬袋をなめt「ミライちゃんかー、よろしくね」和歌っちゃんと人の話は最後まで聞こうよ!?」 なんかお先真っ暗フラグが立ちそうだ。 僕たちは再び熱い結束力…もとい暑苦しい結束力の下集合。 脱出エンターテイメントを再開した。
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