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平凡な容姿に平凡な性格、成績は中の上とういうモブキャラを地で行く様な人間である俺は、ごくごく普通の高校2年生だ。
家と学校の往復しかほとんどしない毎日だが、それなりに友達はいるし、何も不満はない。
「あーらーきー!!」
「よ。おはよ近藤」
「おはよ!なんだよお前朝からテンション低くないかー?荒木翼くんよー」
「お前がテンション高すぎなんだよ。朝からうるさい奴め」
「まぁまぁ、そうカリカリしなさんなって。これやるからよ」
「ん?飴?」
「朝姉貴にもらったんだよ。お前にもわけてやる」
「あー、いや、うん。ありがとな」
「おう。いいってことよ」
この、朝から無駄にテンションの高い近藤という男は、1年の時に同じクラスだった。
席が近かったのをきっかけに話すようになったのだが、あまりにテンションが高いので、時々ついていけなくなる。
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