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「貴方が裏で何をしているか知ってるのよ」 「何を?」 知っていたら、こんなこと馬鹿正直に“俺”にいうはずがない。でも、 「朋に近づく男のすべてを消していってるでしょ」 「なにそれ?」 近づきつつは、ある、みたいだ。 「物理的ではない、精神的にだと思うけど?朋のことをちょっとでもいいと思っている男子でさえ次の日には朋のことを見さえしない。男子カーストナンバーワンの滝谷、くん?」 「ふ。そんな証拠もないことを言われてもね。それが本当だったとしても、朋の事が大好きな俺がライバルたちを“ちょっと”蹴落とした。って、だけでしょ?」 「ただ、“それ”だけなら、私はあの子を応援してるわ。貴方は自分が“異常”だって気付いてるんでしょう?」
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