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「あー、もう。......つまんなーい。」
すぐ右横に備え付けられた窓からカーテン越しに吹く暖かい風に、首筋がくすぐったくなる感触を感じながら、教室の一番後ろ。
できたばかりの友達と楽しくおしゃべりしているだろう、あいつにバリアを張るよう反対側に体を向ける。
教室のだいたい真ん中あたり。
あそこは負の領域だ。足を踏み入れたものからただならぬ不幸に襲われてしまうのだ。ほら、犬の糞を踏んじゃったとか、椅子の角に小指をぶつけたとか。
そんなことを思っていなければ、あーー。やってられない。
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