ミルクキャンディ 5粒目

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『参りましょう若様。理香様にはSPがついていきましたので私が後程自宅までお送り致します。』 『恵さん、俺は………』 『お仕事用の携帯電話ですがお持ちいたしました。お屋敷は広いですから連絡用に必要かと………………若様の携帯は後程お届け致します。』 『あぁ………』 携帯を受け取り俯く俺を、恵さんはなだめる様に背中をさする 押し出されるかの如く促され歩き出す 少しづつネオンの光が遠のく 見える黒塗りの高級車 開いたドアに俺は無言で乗り込んだ
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