ミルクキャンディ 1粒目

16/22
前へ
/132ページ
次へ
『教えて、ねぇ~』 私の頭に大きな手を置き、髪を優しく撫でる 甘える口調が母性本能を刺激する 初対面で、どう見ても怪しい奴なのに胸の高鳴りが止まらない 『教えてくれないの?』 見れば茶色の瞳が揺れている 言っても大丈夫だろうか? それとも……………… 頭の中で考え黙っていると、翔也の唇が耳の傍に寄せられた 『………………名前は?』
/132ページ

最初のコメントを投稿しよう!

76人が本棚に入れています
本棚に追加