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Inファンテ
そこに白髪の青年がリュックを背負い立っていた。
その手には赤い封筒が握られていた。
それを乱暴にポケットにしまえば、青年は笑顔で歩きだす。
マフィアの国。
そこに潜り込んだ違反者。
全く困った話である。
「スミマセン…こんな人、知りませんか?」
なんて聞かない。
場所は分かってる。
ただ、もう1つの目的が達成されるかに青年は焦りを感じていた。
「個々、花屋あるかしら…」
もう1つの目的
チョコレートコスモスの購入である。
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