第1章

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Inファンテ そこに白髪の青年がリュックを背負い立っていた。 その手には赤い封筒が握られていた。 それを乱暴にポケットにしまえば、青年は笑顔で歩きだす。 マフィアの国。 そこに潜り込んだ違反者。 全く困った話である。 「スミマセン…こんな人、知りませんか?」 なんて聞かない。 場所は分かってる。 ただ、もう1つの目的が達成されるかに青年は焦りを感じていた。 「個々、花屋あるかしら…」 もう1つの目的 チョコレートコスモスの購入である。
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