第1章

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無事に花屋でチョコレートコスモスを大量に購入し、宅配で任せれば青年の足取りは軽かった。 あれは、あとで部下と墓地の回りに植える予定だ。 ほんのりチョコレートなのが実に良くて気に入っている。 そして、花言葉も。 「さて、私の島で暴れて逃げた違反者をやらなきゃ…ね」 日は傾いた。 夜になり、人々が静まる。 そして、…青年がリュックからあるモノを取り出した。 それは、…ナイフだった。 「子供は子供よね」 そう呟く顔は表情が分からなかった。
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