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逃げる逃げる逃げる逃げる
まるで、肉食から逃げる草食獣のようだ。
ノーヴァから遠ざかり、違反者はついには無国の地へ足を踏み入れた。
ここなら…やり放題と青年は舌で唇を舐める。
「あ、あんた…なんでっ!
俺を知ってるだ!」
「ねぇ…なぜ、ネバーランドの子供が大人にならないか知ってるかしら?」
怯える違反者を無視して、青年は詰め寄る。
「ピーターパンが絞めてしまうからよ
貴方は軽くないわ…私の島で暴れて、他国でも暴れて…」
本当、おバカさん。と言うも…もう、違反者には聞こえていない。
完璧にナイフは心を射止めていたのだから。
「違反者の処刑終了
来世でばかをしないことね」
そのすぐあとに現れた葬儀屋に青年はしかられるのだが…
「たまには水無月の素で旅もいいな~」
本人はいたって呑気だ。
誰も彼もがパンプダンプキンの頂点が…朧気水無月と、これはまだ知らなかった時の話。だったからだろうか。
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