第2章

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* 桜譁祭 準備編 * 6月下旬には桜譁祭がある。 その準備で、生徒会の仕事もますます忙しくなっていた。生徒会としての初めての大きな仕事だ。気を引き締めないと。 といっても、桜譁祭当日はあまりすることがないんだけど…。 2人組の女達に叩かれた次の日、 桜譁祭について先生から説明があった。 2人のクラス委員が前にでて話している。私はただ、ボーッと聞いていた。 眠い… あまりにも眠いので、私は頬杖をしながらウトウトしてしまっていた。 「では、A組は、メイド&執事カフェでよろしいですね。」 「いいでーす!」 一体、何事!? あまりにもクラスの歓声がすごくて、眠さが吹っ飛んだんだ。 私は、クラス委員のいる前方へ視線を向けた。 …え… 黒板に書かれた文字を見て、驚いた。 だって… よりによってメイドカフェだったから。 なぜ喜ぶのか? まぁ私は裏方だと思うからヨシとしよう。 裏方だと思っていた。 そう思っていた……
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