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国一番のレストラン
『ヴィッツナイト』
このレストランには、若くして様々な料理コンクールで優秀賞をもらっている一人のシェフがいる。
彼の名は、マナト・ユーフィル
料理の腕はもちろんだが紳士的で整った顔立ちをしており、彼に惹かれる者はあとを絶えない。
このレストランにはマナトの他に2人働いている。
「おはよっ!マナトさん!!」
そう言ってレストランのドアを勢いよく開け放った者がいた。
赤髪に白いリボンで三つ編みにして髪を後ろにまとめている笑顔が眩しい少女だ。
レストランの中ではカウンターに突っ伏したマナトがいた。
マナトは、ドアの方を眩しそうに見つめた
「あぁ、ニアか...おはよう。朝からその元気さ...分けて欲しいよ」
「ふふん!元気だけが取り柄ですからっ!」
そう言ってニアは胸を張ってマナトのほうを見た
「あぁ、そうだね...」
マナトはそんなニアから目を逸らしてカウンターに突っ伏した。
「お疲れですか?...あっ!また寝てないんでしょ!もー、ちゃんと寝てくださいよ!」
「うーん。寝る時間がもったいない。」
「ダメです!ちゃんと寝ないと!今日は早くお店閉めて休みますよ!」
ほらほら、と言いながらニアはオープンの準備をし始めた。
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