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お昼間近になってゆいがキッチンに立つのを見て、私も側に寄った。
「飲み物なら冷蔵庫から勝手に出してね。」
私の行動に勘違いしたゆいが言う。
「違うよ。私も…手伝おう…かな。」
私が言うとゆいはまたあのコワイ笑顔。
「だから、その顔やめてって。本気で怖いわ。」
「はい。はい。じゃ、お手伝いよろしく。美咲がお手伝いなんて感心。感心。」
「な。今日のゆい、怖い。」
お昼はゆいオリジナルの炒め野菜の冷やし中華と簡単なスープだった。
ゆいの手元を見ながら思う。
いいなあ。
すごいなあ。
私もこんな風に出来ればいいのに。
…本気でゆいに習おっかな。
料理できないと結婚して困るしね。
…け、けっこん。
「…美咲、顔、赤いよ?」
「へ?え?…麺茹でてるからアツいんだよ!!あー暑い!」
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