二人の距離-2

16/30
前へ
/30ページ
次へ
「ゆいー!!サイコー!!美味しい!タレのお酢がきいてていい感じー!!」 「美咲の麺のゆで加減もちょうどいいね。」 「…それ、褒めてんの?」 「もちろん!美咲が一緒にキッチンに立ってくれるだけで褒めたい気分だよ。」 楽しかった。 久しぶりのゆいとのお家デートがたまらなく楽しかった。 けれど、 まったりとした時間が心地よすぎて、夕方にはその反動でものすごく慌ただしくなってしまった。 「ヤバイー!!のんびりしすぎた!!」 「ホント、どうしよ!?急がなきゃ!」 「急げー!!」 「早くー!!」 「ギャー!!」 「キャー!!」 シャワーを浴びてから浴衣を着付けたにも関わらず、支度が整う頃には 二人とも…汗だくだった。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

842人が本棚に入れています
本棚に追加