842人が本棚に入れています
本棚に追加
複雑な気持ちを抱えたまま定時になって、仕事を終えた。
成瀬さんとは会社の近くで待ち合わせをして、お店に向かった。
お店までの道のり、
成瀬さんは今日のプレゼンでの事を話してくれた。
ゆいの機転の利いた行動と、K社の社長の発言と、ゆいのそれに対する答え。
話題の中心がゆいのことになりつつあることに、胸の奥がギュッと縮まった。
だけど、それは
見えないように。
知られないように。
いつも通りの私でいなくちゃと思った。
最初のコメントを投稿しよう!