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「その転生ってのをしたから、なんか強い力とか持ってるのか」
「わかるのか?」
「お前と一緒だな。強者は相手を見た瞬間、そいつの力量が殆ど見抜ける」
本物の神にチートを貰ったらしいから、その力量は瞬時に見抜けるぞ。デカすぎる力は隠すの大変だしな。
「んー。まあブランはどんな力か見当が付くが……ノワールの方はまったく理解出来ないな。なんの力だそれ?」
「さあ? 俺自信もあまり分かってないんだ。全力出したことないし」
この力を全力で使ったら、マジで世界が滅びそうだからな。いや、全力を出さなくても滅せるだろう。
「ミクの力は、多分身体能力と魔力が極端に高いものと、この世界の知識。それと……何か得体の知れない力だな」
「おぉー。ほぼ正解だ。最後はアニメや漫画、ラノベ、ゲームの技を使えるってものだ。まあわかんないだろうが」
うん、全くわからん。何言ってんだこいつ。
「ちきゅーで死んだ、か……ミクは、向こうに大切な人とかいなかったの?」
「大切な人……特にいねーな。家族からしたら俺はいないも同然だし、恋人もいないから」
「ぼっち乙」
「うっせー。そういうお前ら、何でそんな近いんだよ。さっきからずーっと手を繋いでるしよ。死ね」
「まさかこの程度で死ねと言われたのは初めてだ……」
俺らにとってはこれがデフォなんだよ。
と、その時。
「おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!」
「「「っ!?」」」
う、うっせぇ……!
「ソエル! ハイパーソニックボイス出すなよ! 鼓膜破れるわ!」
「ワォ。ごめんなさーい」
ごつん
「殴るぞ」
「殴ってから言ったです!?」
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