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「次は戦場ー、戦場ー。お忘れ物をせずお降りくださいーっと」
「何を言っているのだ?」
だから気にする(ry
「これが、本当の戦場……あれ? 俺姫様フラグ立ったんじゃなかったのか……?」
フラグって何ぞ? バカなの?
「ソエルー」
「あ、ノワくん、ブラちゃんおかえりでーす。許可取ってきました?」
「ああ。取ってきたんだが……なんか物凄い格好してるな」
鎧の至る所に肉片がこびり付いてるし、返り血を全身に浴びてるし、愛斧のハルバートには敵の兵士が何人も串刺しになってるし。
「えへへ~。どうせノワくんなら直ぐ許可貰ってくると思って、私も出陣しちゃいました。あと二時間ぐらいかかっちゃうかもです」
「……そんな慌てなくてもいいぞ。慌てずにな」
「はーい」
ソエルは目の前から消えると、戦場の奥地から兵士共の絶叫が聞こえてきた。だから急がなくてもいいって。
「うわっ。この世界の人間ってあれがデフォ……?」
「いや、ソエルだけ特殊なだけだ。……ん? この世界って?」
「え? お前らも地球産だろ?」
「ちきゅーとは何なのだ?」
「え?」
「え?」
「え?」
……はい?
~~~~~~~~~~
「なるほど。ミクはそのちきゅーって世界で殺されて、この世界に転生させられたのか」
「ああ。お前らも化け物並みの力を持ってるからそうだと思ったんだが……」
「能力も見てないのによくわかるな。だが私達のこの力はナチュラルなものだぞ」
「ナチュラルチートでそんな強さとかワロタ。それにソエルって人も……やべーなこの世界」
ちきゅーって世界はそんなに弱者ばかりなのだろうか。まあ、俺らは特殊過ぎるけどな。
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