彡*・△・)「12月ですね、ココア飲みます?」

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「………め!にだ……め!」 誰かの声がする。 しかし目が開けられない。 真っ暗の中を脱力した体が漂っている感覚だ。 でも意識だけは鮮明になっていく。 「おい!二代目!二代目!」 これ……なめたけか? 何とか目を開けようと力をいれ―――。 (#*・ω<)「起きろっつってんだろ!」ガァンッ! ポ#)°ωメ)ン「ガウフ!」 なめたけの蹴りが顔に入った。 おかげで動けるようになったがそのとたん体の痛みが復活する。 ポ;'ωメ)ン「うっわいった!体いった!」 よく見ると私はベッドの上にいて、体中に薬草を刷り込んだ包帯等が巻かれているのに気づいた。 (#*・ω<)「ったく!俺が目を話した隙にどっか行くんじゃねーよ!」 そう言ってなめたけは私の頭を平手で叩く。 一瞬、目の前に星が散ったように見え、叩かれた頭を抑えた。 「――気がつきました?」 その時、青年の声がした。 声がした方を向くと、そこにはハンチング帽を深めに被った先程のミクさんにそっくりな青年がカフェオレとコーヒー二つを乗った盆を持ち、立っていた。 二つの緑の目が怪しく私たちを見つめる。 ク ・_・)「コーヒー、持ってきました」 彼はそう言ってベッド脇のテーブルに盆を置いた。 私は迷わずカフェオレを取り、なめたけに頭を叩かれた。 ポ;'ωメ)ン「いったぁ!」 (#*・ω<)「迷わずカフェオレ取るんじゃねーよ子供舌!」 ポ;'ωメ)ン「に、苦いの苦手なだけだし!」 なめたけと喋りながらふーふーとカフェオレを冷ます。 一方の青年は私たちを見て苦笑し、盆からコーヒーを手に取った。 ク ;・_・)「気にしないで下さいよなめたけさん、俺コーヒーも行けますし」 そう言う青年をなめたけは大きな目で見据える。 (*・ω<)「……なあ、一つ聞いていいか?」 ク ・_・)「……何です?」 (*・ω<)「俺たちは初対面だよな」 ク ・_・)「そうですよ?あ、俺の名前ならクミっていいます」 青年――クミくんはそう言ってコーヒーを一口、口にした。 ポ'ωメ)ン つc□ズズズ…… 私もいい具合に冷めたカフェオレを口に付け、飲み始める。 (*・ω<)「だったら、何であんたたちは」 「―――俺達の名前を知ってるんだ?」 なめたけはいつもと変わらぬ表情でクミくんに聞いた。 一方、私はというと。 ポ;'ωメ)ン「あつつつつつ……」 底の方にあるまだ熱いカフェオレに悪戦苦闘していた。
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