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カフェの中だということも忘れて、つい声が大きくなった。
周りの注目を浴びているし。
凄く恥ずかしいっ!
「ほんとかなー?」
「ほんとだってば」
「じゃあ、もっと俺しか考えられないようなとこへ行こうか?」
蕾斗さんのことしか考えられないところ?
え、どこ?
首を傾げていると、
「とりあえず、家に帰るぞ」
「えっ? 何で?」
蕾斗さんの行動の意味が全くわからない。
でも今日は蕾斗さんの誕生日だし、このまま蕾斗さんが思うように行動しちゃってもいいかな。
なんて思ったり。
車を走らせて着いた場所は、やっぱり我が家で。
手を引かれて家に入る。
そのまま一直線に向かった場所は……
「えっ!? な、なんで!?」
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