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「うるさそーな班だな。島原、頼むぞ」 担任の先生がそう言った、うるさそーなは、考えるまでもなく、私と高橋のことだろう。 「…僕、こいつらの面倒見係でも、飼育員でもないですよ」 …面倒見係は、ともかく、飼育員は失礼な。 「ハハハ、そういわず、頼むよ、島原」 なんて、笑いながら他の班の方へ行った先生。 「おい、島原!!飼育員ってどういうことだよ!!」 すかさず、高橋が突っ込む。 「そうだよ!!高橋はともかく、私までなんておかしすぎる!!」 だから、私ものっかる。 「おい、高原!!高橋はともかくってなんだよ!!」 なんてなって。 もう、ギャーギャー止まらない。 「…こういうのを言うんだよ。なぁ、島袋?」 なんて島原が言って。 「あはは。島原くんは、飼育員なの?」 なんて、チェリーまで言っていた。
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