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「あのなぁ、高原!!高いところが好きな奴は、バカなんだぞ!!お前はバカでいいのか?」 よほど行きたくないらしい高橋が、必死で反対するけど… 「残念だな、高橋。僕は好きだよ、高いところ」 なんて、島原に言われて。 「少なくとも、お前よりは頭良いと思うけど…どうだろうね?」 なんて、島原はサラッと言った。 いやいや、島原、貴方は高橋より頭が良いとかそんな問題じゃなくて。 学年トップじゃないですか。 そして、たいする高橋と私は…まぁ、中の中って感じ?可もなく不可もなくって感じ? いわゆる普通だ。 ちなみに、チェリーは、島原ほどじゃないにしろ、頭が良い。 天はチェリーに、二物も三物も与えた。 「残念だね、高橋。1日目は、東京タワー決定」 その後もブツブツ続けた高橋だったけど。 1日目に東京タワーに行くことは、かわらなかった。
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