第一話 「人工島」

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海を監視していた男もそちらを向き一緒に笑っていた 「くそ~、もう一度だ」 男はトランプをシャッフルし始め監視中の男ももう一度海を見た がその時だった 「おいっ、なんだあれっ!?」 肉眼だったが確かに潜水艦らしきものが数隻見えた 男はすぐさま監視室にあるレーダーを見たがそこには何も写し出されていない 「おいっ、じょうだんだろっ、」 突然男の後ろから銃弾の音が鳴った 男が後ろを向くとそこにはさっきまで楽しくポーカーをやっていた男が一人体から大量に赤々しい液体が流れそこにトランプがバラバラに男の周りを埋めつくしていた そしてもう一人ポーカーをやっていた男は手にサイレンサーの付いた拳銃を倒れている男に向けていた 「お前っ!、スパイかっ」男が拳銃を取り出そうとしたが間に合わなかった 拳銃を持った男は拳銃を向け三発の銃弾が男の胸を貫通した 男は口から倒れている男と同じ赤い液体を吐き出し倒れた 拳銃を持った男は拳銃を下ろし手にもったインカムを耳に着けた 「こちらα監視室占拠」 『わかった、αは別動隊に合流し新型を確保しろ』 「了解」 男は二人の男を見ずにその部屋を出た 中央エリア指令部前 俺は今すごく後悔している 実験で直ぐさまミゲルにあって戦術機のガレージに大事なIDカードを忘れてしまった そのせいで指令部の前まで来たが警備員にとめられしかたなく東側のガレージに戻らなくてはならなくなった がふと時計を見たら時間が1時30分昼飯を食べていなかった 仕方なくガレージに行く途中のバーガーショップに立ち寄った 店に入りレジの列に並んだ 最近日本生まれのテリヤキバーガーがいいか日本の月見バーガーかいいかと考えていた そんな時だった 着々と順番が回ると思ったら俺の前で突然止まった 「あれっ・・・あれっ」 なぜか俺の前の女がずっとカバンをあさっている その時が一秒一秒が一分に感じだんだんイライラしてきた 「あの~お客様っ」 店員がだんだんと列が増えすかさずその女に話かけた 「すみませんっ、財布がっ」 おそらくこの女は財布が見つから無いようだ そしてまたカバンをあさり始めた 「あぁー、焦れったい、店員テリヤキと月見セットでこいつの分もおれが払うから」
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