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第二話 「混乱」
「不幸だぁ~」
どっかのアニメで言っていた言葉が出た
料金を払い自分の注文したやつを持ってすぐさま女から離れるために二階の方に逃げるようにのぼった
女に見つから無いように二階の少し離れたテーブルに座ったが
少し時間がたつと階段から山のように積み重ねたバーガーを持ってきた女が現れた
山のようなバーガーを持って女は辺りをキョロキョロし少し離れている俺と目が合った
女は俺を見つけ俺の方に歩みよる
「あの~、さっきはありがとうございました、お金は今度払います、すみません」
女は少し頭を下げそこから離れようとした
だか周りを見ると席が空いてなく女を少し困っている
「おいっ、席空いて無いならここいいぞっ」
山のようなバーガーを持って席が空くのを待つのも可哀想だし席を譲った
別に俺は普通だし待つのもいいやと思い席から離れようとした
「あのっ」
それを見て女が口を開いた
「そんなご迷惑な、私は別の席に」
「いいよっ、イス一つ空いてるし」
女はまた少し申し訳そうにしイスに座った
「すみませんっ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
会話が無くなった
女の「すみません」の言葉を最後に会話が無くなった
さすがの俺もこれには耐えられない
話の話題を探そうと女を見た
背はステラより低く顔も幼いまるで女性と言うより少女に似た感じだった
その時俺の目にある物が目に止まった
「戦術機バッチっ!?」
そんな少女の胸のバッチに戦術機バッチがあった
戦術機バッチはアメリカのは盾にハンドガンが二丁重なる形のバッチでこれは戦術機に乗る人がつけるバッチだ
「お前も戦術機に乗るのか?」
女はバーガーを一つ取った
「はいっ、電子戦専門ですがっ
電子戦専門とは戦闘に重きは置かず前線での情報や機体データを管理する人だ、だが前線なのでそれなりに戦術機に乗れないと他の仲間の足を引っ張ることになるからそれなりに腕がいいやつしか出来ないことだ
「電子戦かぁ~、すごいなお前っ!」
俺が珍しくほめると女は俺から目線を外し下を向いてしまった
「いえっ、私なんかまだ実戦にも出ていませんし」
その言葉に俺は少し気にかけた
「実戦なんて関係無ねぇ」
「えっ!」
つい大きな声が出てしまった
女は驚いて手を止めてしまった
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