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2変-甘いドリンク
テーブルに置かれた小皿に、なみなみと注がれる練乳。そこに席付く少女に向かい、ピンッとストローを飛ばす。
小さなお口で上手にキャッチした少女に、彼は気味良く笑いかけた。
たっくん「すー、さぁどうしたい?」
すー「ほみふぁい」
飲みたい。ストローを咥えたすーがストロー越しに呼吸を荒げる。
たっくん「そんじゃ飲んでいいよ。上手にね」
すー「がんふぁるっ」
テーブルの端に手を付けて、ストローを小皿に橋渡すと、じゅる、と音を立ててストローに流れていた唾液を吸い込む。その後を追って、白い液体がストロー伝いに少女の口の中へと侵入する。
すー「おいふぃ、たっくん、おいふぃ」
たっくん「そっかそっか♪おいしいか。まだまだあるぞ」
すー「すー、もっほ飲みふぁい」
たっくん「全部飲んだのか。じゃあもっと出してやるからな」
たっくんは、また小気味良く笑い、練乳を小皿にひねり出す。すーのストローは真っ白だ。小さな口から、タラァっと溢れる練乳が一滴、床に零れたのを見て、たっくんはピーーーーー!と笛を鳴らした。
すー「ごめんなふゃい……」
たっくん「よしよし、いっぱい飲んだなぁ。偉いぞぉ」
褒められてうれしくなったすーは、喜んでストローを吹いてしまう。怒られる、と思うすーだが、たっくんは勢いよく噴射した練乳が顔にかかっても、笑顔ですーを見ていた。
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