Christmas eve

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◇ お腹一杯食べてケーキも食べて、子供達を寝かせてからはあたし達夫婦の時間。 普段は夜中にも斗矢の授乳があるから、子供達と一緒に寝ることが多いんだけれど、こういう特別な日には二人の時間も大切にしている。 「蕾斗さん、今日はありがとう」 ほんとならあたしが頑張ってクリスマスディナーを作らなければならないのに。 最近というか、斗矢が生まれてから寝不足続きだったからか、蕾斗さんから、 『俺が作るから理彩は少しでも寝とけよ』 なんて、やさしい笑顔と共にあったかすぎる言葉をもらって。 あたしはあたしでそれを素直に受け取って、蕾斗さんが腕をふるっている間中、愛理や斗矢と爆睡していた。 「理彩が元気でいなきゃ、家ん中が暗くなるからな」 蕾斗さんはそう言うけれど、蕾斗さんだって今日は貴重な休みで、溜まっている疲れを癒したいはずなのに。 いつもあたしのことを一番に考えてくれる。 あたし、幸せだな。
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