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「ごめんごめん。でもけっこう真面目に聞いてるんだよ。居候とか、そんな軽く考えられるものじゃないじゃん。たとえば、そのおうちに、男子はいないよね?」
「ん~。どこを選ぶかにもよるが……。思いつく限りの第一候補は清涼院家じゃが、あそこにはたしかお前と同年代の男の子がおったかもしれん」
「じゃあ、そこは却下で」
「即答か!」
「だって、ありえないじゃん。見ず知らずの男子と一つ屋根の下とか、嫌だよ」
「まぁ、さくらの言うことも分かるが……清涼院の一家は真面目だぞ。他の候補はほぼ皆、わしと同じラフな感じだがな」
「他の候補は、みんな変人さんなの?!」
「だーかーら! 変人言うな!」
半笑いでつっこむおじいちゃん。
でも、ほんとどうしよう……。
見ず知らずの男子がいる家で居候とか、ちょっと……いや、かなり抵抗がある。
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