13人が本棚に入れています
本棚に追加
そして…。
店の店休日ともなれば、二人で少し離れたショッピングモールに足を運んだ。
その休日の日。
私と遥は新しい服を見る為にそのショッピングモールへ向かって行った。
「パーティだって?時間は?」
丁度同じ位の時間、光成は運転手の同行で既に3箇所の集まりや会合をこなし、疲れていた。
にも関わらず、とった電話の向こうから夕食会の誘いを受けて返答に困っていた。
「17時からか…家に帰る暇はないかな、わかった決まり次第折り返すから」
一先ずそう促して携帯を切った。
「どうなさいますか、光成様…?」
「仁科…近くにスーツを買える店はないか?」
「それでしたらこの先を曲がった所にショッピングモールがあります、そこでしたら揃うかと?」
「そうか…流石にうちと親しく取引してる会社の誘いを断る訳にも行かないからな…よし、車を回してくれ!」
「畏まりました。」
彼が急遽車を向けた先のショッピングモールは時を同じくして千春と遥が向かっていた場所。
既に二人はその店で買うものを探しながら歩いていて、そんな場所に突如、光成が姿を現した。
「三枝さーん。」
最初に気付いたのは千春だったのだが、声を掛けたのは遥の方、急いでいる様に見えた千春は躊躇っていた。
「おや、これはこれはお二人さん買い物ですか?」
意外に通る遥の声に気付いた光成はすぐに方向転換して二人の前に到着した。
最初のコメントを投稿しよう!