13人が本棚に入れています
本棚に追加
なら、三枝さんを手伝う意味もあるんじゃないか…。
「そうね…それでお店が更に良くなれば私達も安泰だし、三枝さん衣装とか何を着ればいいのですか?機会があまりないのでわからないんですが?」
「でしたら、纏めてコーデしてもらいましょう…幸いこのモールも三枝家の投資先です、多分、なんとかなります。」
ひょんなことから、パーティに誘われた二人。
光成に連れられて向かったのはこのモール全体を管轄する事務所だった、普通なら入れない場所だが光成が参加者と言うと、事務局長自ら姿を現して三人をVIPルームに先導し、すぐ様コーディネイトを手配し、数十点のスーツとドレスが運び込まれた。
二人ともそれには流石に目を丸くしたが、御曹司ならばこれも当たり前かと割り切るとサイズ合わせなどを終えて、絞り込まれた三着の衣装を選んだ。
三人がそれぞれにフィットルームに移動すると、選んだ衣装を元にメイクまで施され、最後には煌びやかな宝飾品をそれぞれの衣装に合わせて付けられていく。
「千春様はピアスですね、こちらから選んで下さい」
自分が女になった記念に開けたビアスの穴も最後には煌びやかな物に付け替えられてコーディネイトは終了。
最後に見た姿見には普段とは違うまるでお姫様の様な自分が輝いて写っていた。
三人が揃ったところで、三人分の衣装代を光成が支払うと、専用エレベーターで1階におり、運転手が待機する車にそれぞれ乗り込み…車は一路パーティ会場に向けて高速道路を北へ向かった。
最初のコメントを投稿しよう!