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彼は御曹司と呼ばれるとある資産家の次男。
でも、自分が御曹司と呼ばれる事を忌み嫌い、庶民的な暮らしをこよなく愛して止まない。
そんな彼と私は喫茶店・凪の従業員と常連客と言う立場で接してる…。
でも、本音を言えばそんな形式だけのお付き合いにしたくはないのだけれど…。
私にはそんな勇気を持つことが出来なかった。
何故…って?
だって、私は普通の女の子の様で女の子じゃないから…。
これでも、元男の子なんです。
だから、想いを伝える事はできません!その先の不安と優しい彼にそんな事出来ないんです。
せめて、気持ちだけは…そう思っています。
それでだけで良いんです。
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