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「お、おいっ…」
彼との出会いは、学校の廊下のど真ん中。
突然声をかけられた私が振り向くと、目の前には四組の加藤くんが立っていた。
「私ですか?」
「あ、うん…。あのさっ、良かったら、俺と仲良くしてくれないかな!?」
照れたように頭を掻きながら、頬を赤くして言ってくれた。
「あ、ありがとう。よろしくね!」
「よろしくっ!あ、俺は一組の加藤春樹です!」
「うん。知ってるよ」
私が言うと、驚いて目を見開いた加藤くん。
「あ…っ、ありがとう、早坂!」
加藤くんが差し出した手を握って、ブンブンと振り回されたあと解放された。
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