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かつての地球人であった人類からの、汚染を恐れて、背中から先はチューブの管で外までつながっていた。
安全が確認されるまではわたしも、ガラスのブースの先に入ることは許されない。
そんな我々に気づき、徐々に瞳が大きく見開かれた。
「きゃーーー!!なに?ここ!」と叫ぶ女。
「ぎゃーーー!!お化け?UFOだ!
宇宙人?なにするき----!!」
私たちを認識した女は、そのまま両手足をばたつかせた。
興奮状態である。
すかさず、医師が、安定剤を彼女の右腕に注射して抑え込む。
白目をむき、女は、ばたりとベッドに倒れこんだ。
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