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「そんな簡単なことくらい分かります」
気持ち悪さと恐怖が倍増してきた。
思わずキーボードから手を離す。
私はこいつの正体が リアルで 身近に居る人…友人の誰かなのかと考えたが…
私がこの場所でチャットをしてる事など誰にも言った覚えは無い。
むしろ、言わない。
そんなことをしばらく頭の中で思っていると
「怖いんですか?キーボードから手が離れてますね」
と打ってきた。
私は無意識に部屋の中を見回す。
(誰かに見られている・・・)
部屋の窓に目が行った。
窓に恐る恐る近づき、窓から外を見回す。
勿論 何も無いし誰もいない。
次にカーテンを閉め。
再びPCの前へ座る。
「そんな事しても無駄なのに」
画面を見ると、既にログにはそう書き込まれていた。
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