古き戦い

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「その命、謹んでお受けします」 ヘルファリテは立ち上がると、その足で横たわる男の方へと向かい、そのまま担ぎ上げた。男はヘルファリテと同じくらいの背格好だが、彼は重さを感じさせることなく、いとも簡単に持ち上げ肩に担いだ。 「では、この者の肉体は南の洞窟に安置し、私が責任を持ち監視いたします」 「本当にすまないな。何から何まで、お主に責を負わせてしまって」 「……いいえ、グランリーオ様が悔やまれることではありません。こうなってしまったのは、私の責任でもあるのですから……」 そう言い、ヘルファリテはそのまま広間を出ていった。 しばらく動かずに俯いていたグランリーオも、ゆっくりと瓦礫から腰を上げ、後を追うように歩き出した。 誰もいなくなった広間は、悲しい静寂に包まれていた。
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