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机に戻った俺は、受話器を取り、電話の対応をした。
電話を切り、椅子に座った時、壁掛けの時計が視界に入った。
ふー、もう22時か………
帰ろー。
俺は、周りに適当に挨拶を済ませ、足早に車に乗り込んだ。
少し、シートが冷んやりと感じた。
胸ポケットから携帯を取り出すと、メールが来ている。
どうやら、俺が登録しているサイトからのお知らせメールだった。
開いてみると、俺が遊びで書いているネット上の小説に対してのコメントがきていた。
当然、遊びでも俺が小説を書いているなんて、周りの誰に言っていない。
やっぱり、自分の小説にコメントがつくのは、嬉しいし、励みになる。
こんな、下手くそな文章を読んでくれて、感想まで書いてくれるんだから。
少し、胸を躍らせながらサイトにアクセスしコメントをチェックしてみた。
まぁ、内容は、自分が書いた小説の事についてのコメント。
俺は、コメントだけ確認して、携帯を胸ポケットにしまった。
とりあえず、家に帰ろう。
また、寝る前にでも返信しておこう。
俺は、車のエンジンを掛け、ゆっくりと家路についた。
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