第1章

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「あっ…」 「ん?……ココ?」 「あぁ……そこ……ぁ……んっ」 「ホント、可愛いよね。エッチな長谷川さんって」 「やぁ…ぁ……っ」 「エッチなところも可愛いところも…大好きだよ」 「ンぅ…」 吐息ごと告白を飲み込まされて一瞬意識が遠のく。舌を吸われる気持ちよさに身をくねらせれば、彼に耳奥を舐められる。 「や…だ………イヤ……ぁ」 「まったく……かーわいいんだから」 「やぁ……ふ…っ」 「はいはい。泣かなくて良いから……ほら、こっち向いて」 「ン……んぅ……ぁ」 あやすように唇を合わせられればもう、何も考えられなくなった。 悲しいわけでも無いのに流れ落ちる涙を彼の厚い唇に拭われ、甘えたい欲求が我慢できずに頬を擦り寄せてしまえば、自分のものとは思えない幼い声音が熱い吐息とともに漏れた。 「たか…ひろぉ」 「ん?……なに」 「好き…」 「………っ」 「ん………ん……んぅ」 執拗に舌を吸われ、口内を犯される。舌先がある部分を掠めるたびにビクビクと腰を震わせながら快感の波を耐えた。 うっとりと彼の瞳を覗き込めば、大きな喉仏がゆっくり上下するのが視界のはじに見えた。 「ヤバ……その顔……めちゃめちゃそそる」 「もぅ………我慢…できなっ……っ………」 焦らしに耐えられなくなって彼の首にしがみつけば、背中を支えられて上体を起こされた。 同時に背中を支える彼の腕に力がこもり、強く抱きしめられる。 「ァ…」 「クソっ…まだ…」 悔しげでいて、どこか恥ずかしそうに乱れた呼吸の合間をぬって彼がひとりごちる。 それでも抱きしめてくる仕草もキスの前に合わせた少し笑った彼の視線もとろけそうに甘く、俺は嬉しくて泣きそうになった顔をキスに応えることでどうにか誤魔化した。 「ん………」
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