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温かい手のひらに背中から腰を撫で回されゾクゾクとこみ上げる疼きに思わず上体を反らしてしまう。
「胸筋のボリュームもちょうど良いよね。この先っちょもちっちゃくて可愛いのに感度良いし、腹筋締まってて腰骨が色っぽいし、お尻が小さくて形良いからジーンズ履いてる後ろ姿に俺だいぶ煽られたし。足も腕も、みんなキレイじゃん。毛が薄くて肌がスベスベだからいつも全身舐め回したくて…」
「ア…あ……んっやぁ…バカっ………はぁ……ぁ…」
話しながら乳首を吸われ全身を大きな温かい手で撫で回されて、あちこちに火がついてしまい甘い喘ぎしか返せなくなってしまう。
「んっ……あぁぁっ」
「俺に最高のセックス教えてくれた体だもんね」
「やぁっ…ぁっ……んっ」
「大好きな人とするのって………ンッ……ホント、最高に気持ちイイよね。それに長谷川さんて……すごく……イイ……し……ぁ…っ」
軽く眉をひそめた彼に揺さぶられて快感が全身を駆けめぐる。
「ああぁ……ぁ…もう……ダメ……も」
全身の毛が逆立つ感覚に、これ以上の快楽を知ってしまったらもう戻れなくなりそうな恐怖さえも感じる。
「やぁ…だ………たか…ひろぉ…」
「やだじゃ…ないの。ほら…」
「んぅ……ン」
形ばかりの抵抗は彼のくちづけに甘く溶けた…。
※ ※ ※
僕には大好きな人がいます。
優しく見つめられただけで泣きたくなるほど特別な人が。
何物にも変えられないほど大切な人が。
僕は彼を愛しています。……なかなか言えないけど。
男だとか女だとか、もうそんなこと何の関係もなくて。
ただ彼が好きだから。
ただ彼に愛されたいから。
そして彼を愛したいから。
この先もずっと。
長谷川 徹
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