第1章

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 びびっちまうぐらい、ヤバヤバえきさいてぃーんぐな経験だ。  天から変な声が聞こえて元気になった。生き返らせるとか神か! 日本語ペラペラな宇宙の神秘!! すべては月の技術らしい。マジ、半端ねぇな。最先端技術ってやつだ。世界は広いよなー。  桃太郎という実に美味しそうな名前を待って、すでに何年経ったんだろうか。おいらは腹を減らしてごろごろ地面を転げ回った。ぴかーん、と光った模様においらは腰を上げた。  おっしゃああああ! 長年待った出番カモン!! カモンベイベー! ベイベイェー!! おいらが仲間になってやんよ!!   ハイテンションに限界突破! いやっふー! ……あ、やべ。やな音したわ。もう死んでしまうかもしれない。  でも、安心安全な保証付きだ。もし、ぽっくりなってもまた生き返るさ。月の加護が輝くぜ!  おいらはやるべき使命があるからな。指名されちまうくらい世界規模で大切なお猿様だぜ。おいらの巨木が宇宙で光るな。いえす、てくにしゃーんお猿様々。
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