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「ふん♪ふふん♪ふんふーん♪」
鼻歌を歌いながらテーブルを1つづつ丁寧に拭いているのは、ピアリー=アズライト。
衛兵の青年にエルフのハーフだと正体をバラされ、その直後に酒場のマスターからスカウトされ、酒場で働くことになったのである。
思い返せば怒濤の展開だったのではないだろうか。
それから1週間。
飲み込みの早かったピアリーは酒場での仕事にも慣れ、すっかり看板娘として馴染んできていた。
スタイルが良いので、酒場の制服(黒を基調に控え目なフリルが付いたもの)がよく似合うと専らの評判だ。
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