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「なぁ、これで大丈夫かぁ?」
お昼の時間帯になり、浅倉の部屋を訪れたのは賢次だ。
夕べ、浅倉に渡したメモのリストをみて、買い物をしてきてくれたのだ。
浅倉から、きちんと三食食べろと言われているので米やパンも頼んでおり、一度では無理だと二往復目をした所だった。
リストを見ながらキッチンのテーブルに買ってきてもらったものを広げて確認をすると、肝心の醤油がない。
そのことを告げると賢次ががっくりと肩を落とす。
「うわぁ。マジかぁ。そっか。そうだよな。俺、カゴに入れた記憶ねーもん……」
「すみません。俺が一緒に行けたら一度で済んだのに」
「いーや、お前が謝る必要なんてないって。俺、ちょっくら行ってくる。でもさぁ……醤油がなくてもなんか作れねぇ? 俺、腹へって死にそうなんだよ……」
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