第三話 監禁

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「そうやって、美味しそうに食べてもらうと嬉しい」 「あ……や……そ、そうか?」 今までマシンガンのようにしゃべっていた賢次が、急に黙りこくる。 今更だけど、やっと食べるのに集中し始めたのだろうか。 食べ終わると、今度はさっさと席を立ってしまった。 「あの、紅茶があるから入れるけど、飲んでいきませんか?」 「いっ、いや、いい。俺、タバコ吸いたいし、ここじゃさすがに吸えないから」 「そうですか」 賢次が三度目のスーパーへと向かっていく。 後片付けを終え、ダイニングキッチンに座ると、改めて監禁されているという不自由さに気づく。
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