第1章 銀色の髪の少年

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第1章 銀色の髪の少年

三輪の森を守る銀色の髪を持つ不思議な少年がいた。 その少年は、森と話をして、動物達と話をすることが出来た。 そして、決して三輪の森から出る事がなかった。 ここは、三輪にある深い、深い森の中、生き物たちの命の輝きに溢れていた。 その森に棲んでいる、精霊たちに囲まれて暮らしている、銀色の髪をした男の子がいた。 その男の子の名前は、ミワと言う。 ミワは自由に空が飛べた。そして、遠くまで見える目を持っていた。 ミワは、とても優しい男の子だった。 ミワの住む森は、神の住む森と近隣の者から崇められていた。 その神域を犯してはいけないと言って、誰も足を踏み入れることはしなかった。 祟りがあると恐れられていたからだ。
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