第1章 銀色の髪の少年

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山が好きなら、私と気が合うかもしれない。 などと考えていた。 あおいの、山での遊びは、動物達とお話ししたり、木の実を集めたり、山に湧く泉の水を飲んだり、動物達と、かくれんぼをしたり、鬼ごっこをしたりして遊んでいた。 あおいは、一日中森の中に居ても、全くと言っていい程飽きなかった。 あおいは、森が大好きだった。三輪の森はいつもあおいの事を温かく見守っていた。 あおいが、動物と話が出来るのを知っているのは、両親だけだった。 あおいは、誰にも話さなかった。 それは、おかあさんから、言ってはいけないと言われていたからだ。 あおいも、今では、ほかの人達には、動物と、話をすることが出来ないと言う事を知っている。 あおい自身、どうして、この様な能力があるのかはわからないが、気付いた時にはもうすでにこの能力を持っていた。
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