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あおいは、シカから、右足を怪我したと聞くと、右足の、怪我の状態を見て、顔をしかめた。
そして、「痛かったね。今、治してあげるからね」と言うと、優しく右足をなではじめた。
すると、あおいの手から光が放出されて、その光はシカの足を覆った。その光はとても優しい光だ。
その光にあたると、傷だけではなく、心まで暖かくなってくるのだった。
その光に包まれたシカの右足の傷は、完全に治っていった。
傷を負ったシカは、傷が治ると、すっと立ち上がり、あおいの手を舐めて、お礼を言った。
あおいは、シカに舐められると、くすぐったくて、たまらず笑い出した。
「うふふふ。シカさん分かったから、止めて」と言いながらもあおいの顔はとても嬉しそうだった。
あおいは、こういう時にとても幸せを感じていた。
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