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あおいは、自分の持っている不思議な癒しの力を使って、森の動物達を助けた後、必ず森の中の泉を飲んだ。
森の中の泉には、あおいの力を補ってくれる、パワーがあった。
どんなに力を使い疲れても、泉の水を飲むと体が楽になった。泉の水には不思議な力があった。
その不思議な力が、あおいの癒しの力の源だった。
今日もあおいは、三輪の森にやって来ていた。
山の天候は、とても変わりやすく、晴れていると思ったら、すぐに、にわか雨が降ってくる。
あおいは、三輪の森で一番大きな木の下で、雨宿りをすることにした。
その木は、ミワがよく立ち寄る木だった。
あおいが木の下で座っていると、木の後ろから、透き通るようなやさしい声があおいの名前を呼んでいた。
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