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少年の容貌は、銀色の月と、深いミワの森を思わせた。
二人の間にはしばらくの沈黙が続いていた。お互いに見つめ合ったまま動こうとしない。
その沈黙を破ったのは、あおいの方だった。
あおいの口から、少年に疑問が投げかけられた。
「あなたは誰、三輪の森の妖精さんなの?」と問いかけてみた。
その少年は、微笑みながら、優しい目であおいを見つめている。そして、少し照れたように話しはじめた。
「初めまして、僕の名前は、ミワと言います。ここの山に住んでいるの。動物達から、あおいの事は聞いているよ。いつもあおいが病気やけがを治してくれるって言って喜んでいたよ。あおい有難う。ぼくも動物達と話が出来るから。あおいと一緒だね。よろしくね」
と言うと右手を差し出した。
あおいは、
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