出逢い

3/6
前へ
/238ページ
次へ
『利希!支度出来たの?秀樹君と雅樹君が来るよ!』 と、朝から元気が良いのが僕の母、節子です。父は紀雄、姉は雪恵、下の姉は紀恵、そして僕は佐藤利希と言います。 父は30年間勤めた会社をアッサリ辞めて、某電気メーカーの下請けを始めた。 母はその工場を手伝う為に看護師さんを辞めた。 雪恵姉は高校1年生でバスケットボールをやっている。 紀恵姉は中学1年生でヤッパリ、バスケットボールをやっている。 それで僕は小学6年生で野球のクラブ【リトル☆ホークス】で栄光の背番号3で副主将をやっている。 秀樹と雅樹というのは双子で小学1年生の時からの幼なじみだ。 秀樹『おはよう!今日練習試合だよな!』 利希『昨日、監督が言ってたな。』 雅樹『どうせタイガースとだろう?』 秀樹『ベアーズも来るらしいよ!』 利希『じゃあ2試合づつやるの?』 雅樹『そうなるな。あれ?充夫じゃん。オ~イ充夫!』 充夫というのは小学校は違うけど、僕達と同じホークスに入っている。充夫の学校から明正と政芳というのがタイガースに入らずホークスに入っている。充夫のお父さんがホークスのコーチをしてるかららしい。 4人でグランドの有る土手迄、自転車で競争しながら走った。
/238ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加