第5章

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友達さえ出来なかった。 大学は県外に行って、1人でいたし… 会社に入ってからやっと出来たのが、“里香” だから、知られたくない。 軽蔑されるだろうから… 中3の夏の夜空のしたで、私は人を好きになる感情は捨てたんだ… 「えっ、あやめちゃん?」 恵さんの声に――― 現実に引き戻された… 「大丈夫か?飲むと泣き上戸なのか?」 室長に言われて―― 私が泣いてるのだと知った。
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