プロローグ

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 授業終わった、疲れた…。ちなみに学校での俺のクラスは最低ランクである。このクラスは15名ほどいるが、このクラスは特殊である。とりあえず帰るか。  「ねぇ、ねぇ、仮面の人が現れたらしいよ」  「え~、知らないの?前からその仮面は話題になっているよ。パピオンってよばれているらしいよ」  「へぇ~。パピオンって言われているのは知らなかった。けど、最近日本で活動しているよね」  「そうそう。前はヨーロッパでの活動が多かったよね」  「誰なんだろうね。素敵な王子様であることをねがうな~」  「なに勝手に男って決めてんの、男か女なんて分かっていないじゃない。ま、私もイケメンであることを願うけどね」  学校には多くの生徒がいるからな。クラスにつくまでの廊下を歩いていると、さまざまな生徒が会話をしている。俺に話しかけてくる人は俺のクラス以外のやつでいない。なぜなら魔法が使えないからだ。俺が魔法を使えないという情報が入学当日に広まり、俺と話すことは劣等生徒として見なされるため、みんな話したがらない。
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